冠婚葬祭マナー

お葬式
大切な方への偲ぶ”まごころ”を
大人として表現したい

お葬式の心得、法事について…

喪主側のポイント

会葬側のポイント

【危篤】
【臨終】
【葬儀の準備】
【通夜】
【葬儀】
【火葬】
【直後の儀礼】
【会食】
【納骨】
【忌明け】
【諸手続き】
【法事】
  • 困った編

  • 今どきのお葬式事情

  • お葬式のマナーQ&A

    香典はいくら包めばいいですか?

    最多回答数を見ると、「親戚関係」を除いては一律ほぼ5,000円となっており、また「親戚関係」は血縁関係により変化しております。(平成23年度全互協アンケート結果)
    因みに、香典には新札は使いません。金額も「4」、「9」や偶数はタブーです。(ただし、2千円、2万円はかまいません。)

    最多回答額 平均額
    祖父母 10,000 17,978
    100,000 72,155
    兄弟姉妹 50,000 45,979
    おじ・おば 10,000 17,325
    その他の親戚 5,000 13,372
    職場関係 5,000 5,573
    勤務先社員の家族 5,000 5,130
    取引先関係 5,000 7,436
    友人・その家族 5,000 5,939
    隣人・近所 5,000 5,583
    その他 5,000 5,327

    (単位:円)

    どのような服装でいくのがふさわしいですか?(参列者)
    男性
    ブラックスーツ、ダークスーツに白いシャツ、黒か地味な色のネクタイなど。
    女性
    ワンピースとジャケットのアンサンブル。地味な色柄・ワンピースなど。

    通夜も葬儀と同じで地味な服装にしましょう。真珠のネックレスをつける人が多くエチケットのように思われていますが、特に2連のものは“重なる”に通じるので避け、真珠でもイヤリングや指輪ははずした方が無難です。

    参列する時には何を持っていけばいいですか?

    ・お香典

     

    袱紗(ふくさ)
    お香典は袱紗に包んで運びましょう。包み方は弔事の場合、香典袋の表を上にして右から包み、下→上の順番で折りたたみます。
    数珠
    数珠は本来宗派によってデザインが異なりますが、現在市販されているものの多くはどの宗派にも適用します。

    ハンカチも持っていくといいでしょう。その際には地味目な色のハンカチを持ちましょう。

    一般的な仏式の焼香方法

    1.自席を立って、親族席のあたりまで進んでから僧侶、遺族に一礼します。
    2.焼香台の手前で遺影を見て一礼し、祭壇の前まで進んで合掌します。
    3.右手の親指、人さし指、中指の三本で香をつまみ、目の高さに掲げ、香炉の中に静かに落とします。
    4.再び合掌し、一歩後ずさりして僧侶、遺族に一礼し、自席に戻ります。

    お通夜と葬儀・告別式どちらに行けばいいですか?

    お通夜とは故人の霊を慰め、最後の一夜を共に過ごすためのもので、参列するのは遺族、親しい友人、近隣の人達というのが本来の姿です。とはいえ現在はこのほかの人たちにも参列の機会を設けるのが当たり前となっています。葬儀は遺族や近親者など親しい人が集まって故人の成仏を祈る儀式です。その後に行われる告別式は故人に最後の別れを告げる儀式で、一般の会葬者も参列します。

    御霊前と御仏前の違いはなんですか?

    通夜から三十五日の法要までなら、「御霊前」の不祝儀袋を使います。「御霊前」はどの宗教宗派にも使えます。「御仏前」は仏式四十九日の法要から使えます。

    弔電について。

    弔問すべき間柄にもかかわらず、葬儀に参列できないときは式が始まる前までに送りましょう。宛名は喪主にするのが一般的ですが、わからない場合は故人に一番近い人にします。

    弔問・会葬のタブーとは?

    ・電話で長々とお悔みはしないようにしましょう。
    ・通夜前に喪服は着ないようにしましょう。
    ・「重ね言葉」は使わないようにしましょう。
    ・「枕飾りの席」で対面を申出ないようにしましょう。
    ・読経中は席を立たないようにしましょう。 

    といった心遣いを心掛けるようにする必要があります。