冠婚葬祭マナー

会葬側のポイント
通夜

お悔やみの言葉は何と言えばいいですか?

月並みでも心をこめて
取り込んでいる時なのでごく短い言葉ですませます。月並でも「この度は御愁傷さまです」とか「心からお悔やみ申し上げます」でかまいません。
ひと言添えたいなら、急死の場合は「突然なことでびっくりしました。まさかこんなことになるなんて思いませんでした」「この度は思いがけないことでさぞお力落としのことでございましょう」など。長く患った場合は「お加減が悪いと聞いていましたが、さぞお力落としのことと存じます」「まだ頑張っていただきたかったのに」など。長々と病気の話をしたり、亡くなったいきさつを聞くのは遺族の悲しみを深めることになるので避けましょう。
キリスト教の場合も同じですが、神のもとに召されるので「安らかな眠りをお祈りいたします」という言葉を添えるといいでしょう。

    

忌み言葉
慣習として、不幸を連想させる言葉や重ね言葉(不幸が重なるという考え)はお悔やみには用いません。
不幸を連想させる言葉
苦しむ・つらい・とんだこと・浮かばれない・迷う
重ね言葉
重ね重ね・たびたび・返す返す・しばしば・ますます・再三・重々

 

故人との対面の是非
祭壇の裏側に棺を安置し、会葬者が自由に故人と対面できる葬儀を見かけることもあります。一部の人に好評のようですが、なかには反対する人もいます。「やつれた死に顔を見せたくない」「生前の元気な姿が打ち消される」といった理由のためです。故人との対面は是か非か、意見の分かれるところです。