冠婚葬祭マナー

喪主側のポイント
葬儀の準備

葬儀の方針を決める

まず、どの宗教や宗派によって葬儀を行うかを確認します。次に通夜や葬儀の規模、日取り、場所、喪主や世話人代表を決めます。

 

喪主はだれか
葬儀の最高責任者であり、弔問を受ける中心になるのが喪主です。喪主は、故人と最も縁の深い人がなるのが原則ですから、普通は故人の配偶者がなります。配偶者がいなければ同姓の子になります。

 

宗教、宗派はなにか
基本的には故人の信仰や意思に従います。故人が無宗教の場合は、生家や婚家の宗教によって行うこともあります。

 

葬儀の規模の確定
一番大きいのは予算ですが、さらに故人の社会的な地位、交際の範囲、あるいは喪主の社会的な地位によっても異なります。

 

場所はどうするか
自宅を会場にすることもありますが、最近は互助会の所有する斎場を利用することが圧倒的に多くなっています。団地やマンション、公営住宅などでは集会場を利用することもできるので、管理組合や管理人、自治会などに問い合わせてみましょう。

 

葬儀の日取りは
日取りは、葬儀の司式者である僧侶や神父などの都合、火葬場の都合、遠方の親類や弔問客の到着までに必要な時間、死亡通知書が郵送されるのにかかる時間などを考慮して決めます。友引は避け、年末や正月早々の不幸の時は、せめて三が日が明けてからにします。

 

世話人はどうするか
喪主が最高責任を負うといっても、弔問を受けるのが第一の役目ですから、なるべく遺体の側を離れたくないものです。また、葬儀の一切が終わるまでは、さまざまな段取りや準備が必要で、遺族だけでは手が回りかねるのが普通です。実際の運営は親類や友人、勤務先の同僚、あるいは町内会の人たちの中で気心の知れた人に世話人になってもらう場合もあります。世話人は会葬者と区別するためにリボンをつけるといいでしょう。