社会貢献への取り組み

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6. 公益財団法人 オイスカ

テーマ

真鶴における「魚(うお)つき保安林」保全プロジェクト

概 要

域域住民を主体にしたマルチステークホルダーの協働による神奈川県天然記念物「真鶴半島の照葉樹林」(旧公室御料林)の再生・保全活動。

実施内容

漁業資源として、地域住民により守り育てられてきた「魚つき保安林」が、マツクイ虫被害などにより危機に貧しており、現状把握のための客観的な調査が急務になっている。
そのために今回真鶴町町有林において、①過去50年以上前の航空写真と現在の航空写真を撮影し、専用ソフトによりクロマツの生息状況の変化を確認するとともに、②エリア内43ヶ所を対象にプロット調査を実施し、樹種と胸高周囲長を計測した。これらの2つの調査結果を国立研究開発法人森林総合研究所で分析した。
その結果、①航空写真調査により、クロマツが減少しつつあるエリアと、増加しつつあるエリアがあることが確認された。②またプロット調査によりクロマツのみでなく他の樹種も含めて計933本の調査結果となった。
これらの結果について、町内報告会を開催し、町民70名を対象に現在の森林状況を共有すると共に、改めて森林保全の重要性について意識啓発を行った。
同町の魚つき保安林は、樹齢350年以上のマツやクスノキが生い茂る“御林”と呼ばれており、御林を漁業振興のみにとどまらず、地域活性化の資源として活用できるよう町をあげて保全を進めていく。

※魚つき保安林:保安林のひとつ。魚類の繁殖と保護を目的に、伐採を制限または禁止している。海岸沿いのみでなく、内陸部(川の上流など)でも魚つき保安林として指定されている森林もある。つく虫・微生物が水中に入ってえさとなり、また水面上に大きな影を落とし、魚類の好む暗所をつくる。

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