年中行事、儀式、儀礼等に関するアンケート調査

葬儀、婚礼等に関するアンケート調査

集計結果

1. 祝儀の平均額と、最多回答額

本調査は、挙式・披露宴に出席した方を対象としています。下表は、新郎新婦との関係ごとに祝儀の最多回答額と平均額を集計した結果です。最多回答額は、叔父叔母(5万円)、その他の親戚関係(10万円)を除いたすべてで、3万円が最も多くなっています。
親戚関係は、高額な祝儀を贈るケースも多く、平均額は高くなっています。
また、職場関係では同僚・上司とも最多回答額は3万円ですが、平均額は、職場の同僚が31,696円であるのに対して、職場の上司は37,505円で上司の祝儀額の方が高くなっています。親戚関係と同様に、職場の上司は、高額な祝儀を贈るケースもあることが伺えます。
祝儀の最多回答額について、前回調査(平成29年度)と今回調査を比較すると、兄弟/姉妹の最多回答額が5万円→3万円、上記以外(その他)の親戚が3万円→10万円となりましたが、それ以外では最多回答額は3万円と変わりませんでした。

新郎新婦との関係別祝儀額
(最多回答額/平均額)

【単位:件】

新郎新婦との関係 最多回答額 平均額
兄弟/姉妹 30,000 60,052
叔父/叔母 50,000 81,629
従兄弟/従姉姉 30,000 34,635
上記以外の親戚 100,000 117,568
職場の上司 30,000 37,505
職場の同僚 30,000 31,696
職場の部下 30,000 34,921
取引先 30,000 28,611
友人 30,000 30,960
その他 30,000 130,250
全体 30,000 56,299

新郎新婦との関係別祝儀額
(最多回答額の前回調査との比較)

【単位:件】

最多回答額の比較 平成29年 令和5年
兄弟/姉妹 50,000 30,000
叔父/叔母 50,000/100,000 50,000
従兄弟/従姉姉 30,000 30,000
上記以外の親戚 30,000 100,000
職場の上司 30,000 30,000
職場の同僚 30,000 30,000
職場の部下 30,000 30,000
取引先 30,000 30,000
友人 30,000 30,000
その他 30,000 30,000
全体 30,000 30,000

※前回調査の叔父・伯母の最多回答は、50,000 円と100,000 円が同票。

(1)新郎新婦との関係別の祝儀(回答別割合)

新郎新婦との関係別で贈った祝儀金額の回答割合をみると、「3万円」の占める割合は、友人、取引先、勤務先の同僚は80%以上、勤務先の部下が70%、上司が64%となっているなど、「3万円」の占める割合が大多数を占めています。一方で、親戚関係では、従兄弟・従姉妹(46%)、兄弟姉妹(27%)、「叔父・叔母」(13%)、その他の親戚 (13%)となっており、祝儀の相場傾向が異なっていることがわかります。
前回調査(平成29年度)と今回調査(令和5年度)を比較すると、兄弟姉妹は「5万円」の割合が38%→26%と12ポイント減少し、「7万円」(4ポイント増)と「3万円」(5ポイント増)がそれぞれ増加しました。一方で、その他親戚は「10万円以上」の割合が37ポイント増、勤務先の上司は「5万円」が6ポイント増、勤務先の部下は「5万円」 が14ポイント増と、「3万円」よりも大きな祝儀額の回答割合が高まっている傾向が見られます。
なお、回答者数が突出して多い友人関係は、「3万円」が83%と圧倒的な割合を占めている傾向に変化は見られませんでした。

グラフ
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グラフ
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グラフ
グラフ
グラフ
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◎祝儀平均額(前回調査との比較)

祝儀の平均金額について、前回調査(平成29年度)と今回調査(令和5年度)を比較すると、左表及び下のグラフの通りとなります。
前回調査と比較して、「上記以外の親戚」の平均額が60,300円ほど増加しています。これは今回調査で「上記以外の親戚」の回答者(329人)のうち、50万円以上の回答者が24人(うち100万円が3人)など高額の祝儀を贈った人の影響が大きいと考えられます。
また、その他の関係でみると、従兄弟/従姉妹以外のすべてで祝儀の平均額が増加しています。

平均額の比較 平成29年 令和5年
兄弟/姉妹 54,676 60,052
叔父/叔母 72,711 81,629
従兄弟/従姉妹 39,434 34,635
その他の親戚 57,268 117,568
職場の上司 33,872 37,505
職場の同僚 28,424 31,696
職場の部下 28,925 34,921
取引先 28,333 28,611
友人 29,598 30,960
その他 89,280 130,250
グラフ

(2)地域別の祝儀(最多回答額と平均額)

下表は、地域別・新郎新婦との関係別の祝儀の最多回答額と平均額です。
各地域とも全体の最多回答額は3万円となっており差がありません。また、職場関係、友人などの最多回答額は会費制が多い北海道の職場の同僚・部下や取引先以外は、各地域とも3万円となっています。一方で、兄弟/姉妹や叔父/叔母など親族関係の最多回答額は地域によってバラつきが見られます。親戚関係の場合、関係の親密度や参列人数(夫婦か1人かなど)によって祝儀額に差が生じているものと考えられます。平均額については、地域別・新郎新婦との関係別で差が見られます。
この差の要因の1つとして、回答数(サンプル数)が少ない場合、1人が高額な祝儀を贈った場合、平均額に大きく影響することが考えられます。

【単位:円】

北海道 東北 北関東 東京 南関東
n数 最多回答 平均額 n数 最多回答 平均額 n数 最多回答 平均額 n数 最多回答 平均額 n数 最多回答 平均額
兄弟/姉妹 9 10,000/30,000/50,000 33,333 13 10,000/20,000 36,154 46 30,000 98,696 20 50,000 43,500 25 100,000 61,320
叔父/叔母 11 30,000 62,727 17 50,000/100,000 62,941 63 50,000 85,635 55 50,000 64,546 54 50,000 95,370
従兄弟/従姉妹 4 20,000 12,500 12 30,000 21,250 30 30,000 36,433 33 30,000 29,697 26 30,000 31,538
上記以外の親戚 10 30,000/50,000 75,000 14 50,000 47,857 50 100,000 134,900 41 100,000 113,902 41 100,000 106,098
職場の上司 1 30,000 30,000 7 30,000 25,000 23 30,000 35,217 20 30,000 41,167 28 30,000 49,107
職場の同僚 8 10,000 19,125 18 30,000 26,833 47 30,000 32,199 34 30,000 29,559 29 30,000 27,690
職場の部下 2 20,000 19,000 6 30,000 45,000 9 30,000 36,667 11 30,000 39,091 12 30,000 35,000
取引先 1 15,000 15,000 1 30,000 30,000 2 30,000 30,000 3 30,000 30,000 1 30,000 30,000
友人 32 30,000 24,438 46 30,000 33,587 181 30,000 30,552 203 30,000 31,881 142 30,000 29,292
その他 11 0/30,000/100,000 206,364 10 30,000 51,322 31 100,000 125,162 17 30,000 109,118 26 30,000 170,769
89 30,000 57,056 144 30,000 38,064 482 30,000 62,026 437 30,000 47,472 384 30,000 60,105

【単位:円】

中部 近畿 中国 四国 九州 全国
n数 最多回答 平均額 n数 最多回答 平均額 n数 最多回答 平均額 n数 最多回答 平均額 n数 最多回答 平均額 n数 最多回答 平均額
兄弟姉妹 27 30,000 43,444 38 30,000/50,000 46,895 15 30,000 57,333 6 100,000 63,917 22 50,000 61,818 221 30,000 60,052
叔父・叔母 62 100,000 86,111 101 100,000 86,942 23 50,000/100,000 84,783 14 100,000 82,857 48 100,000 72,604 448 50,000 81,629
従兄弟・従姉妹 28 30,000 41,071 28 30,000 40,536 9 30,000 46,667 4 30,000/50,000 40,000 23 30,000 33,043 197 30,000 34,635
上記以外の親戚 36 100,000 127,500 79 100,000 139,177 16 100,000 101,250 17 100,000 97,647 25 100,000 105,200 329 100,000 117,568
職場の上司 19 30,000 35,789 19 30,000 34,211 9 30,000 47,778 12 30,000 27,500 25 30,000 32,400 163 30,000 37,505
職場の同僚 34 30,000 37,441 43 30,000 40,721 15 30,000 30,000 8 30,000 30,000 39 30,000 26,795 275 30,000 31,696
職場の部下 5 30,000 38,000 18 30,000 31,667 9 30,000 32,222 5 30,000 28,000 12 30,000 35,833 89 30,000 34,921
取引先 2 20,000/30,000 25,000 3 30,000 30,000 0 - - 0 - - 5 30,000 30,000 18 30,000 28,611
友人 153 30,000 31,046 227 30,000 31,678 64 30,000 30,703 38 30,000 30,789 114 30,000 31,474 1200 30,000 30,960
その他 22 30,000 95,227 29 30,000 126,207 21 30,000/100,000 141,905 8 30,000 132,500 22 10,000/30,000 132,091 197 30,000 130,250
388 30,000 54,871 585 30,000 62,573 181 30,000 60,580 112 30,000 56,281 335 30,000 51,236 3137 30,000 56,299

※複数の金額が記載されている場合は同票の場合です。
※「―」は該当するサンプルが得られなかったため集計しておりません。
※「上記以外の親戚」には親を含む場合があります。

◎祝儀平均額(前回調査との比較)

地域別・新郎新婦との関係別の祝儀平均額について、前回調査(平成29年)と今回調査(令和5年)を比較すると下表の通りとなります。北海道は、すべての新郎新婦との関係において平均額が前回調査よりも高くなっています。また、近畿は兄弟姉妹、友人以外は前回調査よりも祝儀額の平均が高くなっています。地域別・新郎新婦との関係別の回答者数が30人以上の関係に限定してみると、東京は叔父/叔母、従兄弟/従姉妹の平均額が前回調査よりも1万円以上も減少しています。一方、近畿はその他の親戚(約7円万増)、職場の同僚(約1万円増)の平均額が大きく増加しています。

【単位:円】

北海道 東北 北関東 東京 南関東 中部
平成29年 令和5年 平成29年 令和5年 平成29年 令和5年 平成29年 令和5年 平成29年 令和5年 平成29年 令和5年
兄弟/姉妹 30,833 33,333 44,167 36,154 64,000 98,696 40,000 43,500 75,000 61,320 60,000 43,444
叔父/叔母 34,286 62,727 59,118 62,941 89,500 85,635 81,538 64,546 65,465 95,370 88,919 86,111
従兄弟/従姉妹 8,000 12,500 50,615 21,250 39,130 36,433 40,769 29,697 37,647 31,538 37,500 41,071
上記以外の親戚 32,684 75,000 45,556 47,857 42,500 134,900 32,500 113,902 56,875 106,098 117,333 127,500
職場の上司 11,583 30,000 31,818 25,000 33,704 35,217 42,222 41,167 33,529 49,107 36,667 35,789
職場の同僚 7,381 19,125 26,108 26,833 31,182 32,199 31,176 29,559 32,308 27,690 29,861 37,441
職場の部下 5,250 19,000 28,571 45,000 27,778 36,667 32,500 39,091 31,429 35,000 31,333 38,000
取引先 - 15,000 - 30,000 30,000 30,000 30,000 30,000 36,667 30,000 43,333 25,000
友人 11,397 24,438 27,457 33,587 30,390 30,552 31,644 31,881 28,956 29,292 29,310 31,046
その他 12,895 206,364 57,083 51,322 44,750 125,162 343,333 109,118 200,625 170,769 20,769 95,227

【単位:円】

近畿 中国 四国 九州 全体
平成29年 令和5年 平成29年 令和5年 平成29年 令和5年 平成29年 令和5年 平成29年 令和5年
兄弟/姉妹 52,340 46,895 36,000 57,333 50,000 63,917 61,463 61,818 51,380 60,052
叔父/叔母 81,205 86,942 83,158 84,783 91,429 82,857 65,745 72,604 74,036 81,629
従兄弟/従姉妹 38,750 40,536 40,500 46,667 30,000 40,000 46,170 33,043 36,908 34,635
上記以外の親戚 62,941 139,177 117,143 101,250 76,667 97,647 40,588 105,200 62,479 117,568
職場の上司 32,581 34,211 36,429 47,778 30,909 27,500 36,610 32,400 32,605 37,505
職場の同僚 30,444 40,721 30,909 30,000 29,565 30,000 28,462 26,795 27,740 31,696
職場の部下 26,923 31,667 30,000 32,222 28,750 28,000 30,811 35,833 27,335 34,921
取引先 17,500 30,000 30,000 - 30,000 - 27,143 30,000 30,580 28,611
友人 31,831 31,678 37,647 30,703 34,744 30,789 30,371 31,474 29,375 30,960
その他 95,000 126,207 27,778 141,905 213,000 132,500 102,439 132,091 111,767 130,250

(3)年代別の祝儀(最多回答額と平均額)

下表は、年代別・新郎新婦との関係別の祝儀の最多回答額と平均額です。
親戚関係についてみると、例えば、叔父/叔母の最多回答額は、20代が3万円、30~40代が5万円、50代以上が10万円となっているなど、年代が高くなるにつれて祝儀額も高額になる傾向が見られます。
また、職場関係、友人の最多回答額は、年代に関わらず3万円が最多回答額となっていますが、平均額については年代が高いほど高くなる傾向が見られます。年代に関わらず3万円が相場であるものの、年齢が高い人ほど高額な祝儀を贈る人が多くなることが背景にあることが伺えます。

20代 30代 40代 50代 60代 70代以上
n数 最多回答 平均額 n数 最多回答 平均額 n数 最多回答 平均額 n数 最多回答 平均額 n数 最多回答 平均額 n数 最多回答 平均額
兄弟姉妹 78 50,000 43,891 88 30,000 54,920 40 30,000/50,0000/100,00 82,375 9 100,000 161,111 3 10,000/50,000/100,000 53,333 3 30,000 36,667
叔父・叔母 14 30,000 23,571 6 50,000 51,667 30 50,000 79,037 152 100,000 79,039 158 100,000 91,297 88 50,000 80,909
従兄弟・従姉妹 86 30,000 26,081 42 30,000 34,405 42 30,000 40,714 15 30,000/50,000 41,000 8 50,000 75,000 4 30,000 52,500
上記以外の親戚 26 30,000 54,231 19 50,000 51,053 20 50,000 62,750 77 100,000 141,10 117 100,000 138,632 70 100,000 113,714
職場の上司 19 30,000 26,228 22 30,000 29,318 44 30,000 37,955 56 30,000 42,857 20 30,000 42,000 2 30,000 30,000
職場の同僚 71 30,000 29,667 94 30,000 32,085 60 30,000 37,333 35 30,000 25,543 13 30,000 30,769 2 30,000 30,000
職場の部下 12 30,000 34,833 19 30,000 34,211 27 30,000 31,852 17 30,000 34,706 11 30,000/50,000 40,000 3 20,000/30,000/100,000 50,000
取引先 5 30,000 30,000 1 30,000 30,000 4 30,000 26,250 2 30,000 30,000 2 30,000 30,000 4 30,000 27,500
友人 586 30,000 30,847 417 30,000 30,892 115 30,000 30,530 46 30,000 38,696 23 30,000 23,043 13 30,000 28,692
その他 23 30,000 31,227 19 30,000 35,263 20 30,000 32,750 52 30,000 188,288 53 100,000 204,245 30 100,000 100,000
920 30,000 31,928 727 30,000 35,008 402 30,000 43,960 461 30,000 87,763 408 100000 109,069 219 100,000 87,457
グラフ

◎祝儀平均額(前回調査との比較)

年代別・新郎新婦との関係別の祝儀平均額について、前回調査(平成29年)と今回調査(令和5年)を比較すると下表の通りとなります。
全般的に親戚関係は、年代が高いほど祝儀の金額が高くなる傾向は前回調査と変わっていないようです。職場関係や友人でみると、ほとんどの年代で祝儀の平均額は前回調査から高くなっています。特に、40代の職場の上司、同僚、50代の友人、60代の職場の上司の平均額は前回調査よりも5,000円以上高くなっています。

【単位:円】

20代 30代 40代 50代 60代 70代以上
平成29年 令和5年 平成29年 令和5年 平成29年 令和5年 平成29年 令和5年 平成29年 令和5年 平成29年 令和5年
兄弟/姉妹 37,857 43,891 60,132 54,920 70,294 82,375 45,000 161,111 102,500 53,333 - 36,667
叔父/叔母 57,500 23,571 27,500 51,667 62,432 79,037 75,122 79,039 73,248 91,297 - 80,909
従兄弟/従姉妹 34,441 26,081 36,017 34,405 42,596 40,714 52,667 41,000 47,143 75,000 - 52,500
上記以外の親戚 17,143 54,231 32,222 51,053 42,088 62,750 53,023 141,104 76,094 138,632 - 113,714
職場の上司 28,000 26,228 29,130 29,318 32,554 37,955 40,677 42,857 33,571 42,000 - 30,000
職場の同僚 29,021 29,667 29,038 32,085 27,396 37,333 27,643 25,543 27,083 30,769 - 30,000
職場の部下 27,730 34,833 27,600 34,211 32,424 31,852 26,563 34,706 28,889 40,000 - 50,000
取引先 30,000 30,000 36,667 30,000 23,750 26,250 28,333 30,000 34,000 30,000 - 27,500
友人 29,435 30,847 29,109 30,892 30,457 30,530 32,907 38,696 30,769 23,043 - 28,692
その他 22,222 31,227 17,500 35,263 49,762 32,750 93,706 188,288 123,261 204,245 - 100,000

※前回調査(平成29年)は、60代と70代以上を「60代以上」として集計

2.あなたは、この1年間で何回挙式もしくは披露宴に参列されましたか?

この1年間で挙式・披露宴に参列した回数は、「1回」が67%、「2回」が22%、「3回以上」が10%となりました。
前回調査(平成29年)と今回調査(令和5年)を比較すると、「1回」の比率が63%→67%と5ポイント増加しています。挙式・披露宴をあげる件数が減少している傾向が伺えます。

グラフ

この1年間で挙式・披露宴に参列した回数につい て、既婚(子どもの有無)/未婚別で比較すると右 のグラフの通りとなります。
既婚、未婚に関わらず「1回」の比率が高くなっ ていますが、特に既婚/子どもありの方の「1回」の比率が他と比較して高くなっています。

グラフ

この1年間で挙式・披露宴に参列した回数につい て、性別で比較すると右のグラフの通りとなります。
性別によって、参列した回数の傾向に違いは見られません。

グラフ

この1年間で挙式・披露宴に参列した回数につい て、年代別で比較すると右のグラフの通りとなります。
参列回数は、20代が最も多く、30代、40代の順 になっているなど、年代が若い人ほど参列回数が多い傾向が見られます。ただし、50代以上になると参列回数に差は見られません。

グラフ

この1年間で挙式・披露宴に参列した回数につい て、地域別で比較すると右のグラフの通りとなりま す。
いずれの地域も「1回」の比率が突出している傾 向に差は見られませんが、参列回数が「1回」の比 率が最も小さいのは東北で58%を占めています。す なわち、東北は挙式・披露宴に2回以上参列してい る人が最も多い地域となっています。
一方で、南関東と中部では、「1回」が70%強と なっており、東北とは10ポイント以上の差が見られ ます。

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3.あなたは六輝を気にしていますか?

六輝は、古代中国の陰陽五行説に基づく6つの日のことで、吉凶を定める基準と言われてます。今でも、カレンダーに「先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口」といった六輝が表記され、冠婚葬祭の日取りを決める際に、参考にされることがあります。
今回調査(令和5年)は、「気にする」が32%、「あまり気にしない」が50%、「全く気にしない」が18%となりました。「あまり気にしない」と「全く気にしない」を合わせると68%の人が六輝を「気にしていない」という結果となりました。

六輝を気にするか否かについて、前回調査(平成29年)と今回調査(令和5年)を比較すると、「気にする」人の割合が36%→32%と4ポイント減少し、「全く気にしない」人の割合が15% →18%と3ポイント増加しています。
わずかではありますが、六輝を「気にしない」 人が増えている様子が伺えます。

グラフ

六輝を気にするか否かについて、既婚(子どもの有無)/未婚別で比較すると右のグラフの通りとなります。
既婚、未婚に関わらず「気にしない」人の比率が高くなっていますが、既婚/子どもありの人は、既婚/子どもなしや未婚の人と比べると「気にする」人の割合が高い傾向が見られます。

グラフ

六輝を気にするか否かについて、性別で比較すると右のグラフの通りとなります。
「気にする」人の割合は、男性が29%、女性が35%となっており、男性の方が六輝を「気にしない」人の割合がやや高い傾向が見られます。

グラフ

六輝を気にするか否かについて、年代別で比較 すると右のグラフの通りとなります。
「気にする」人の割合は、 20代~30代(20%台)、40代~50代(30%台)、60代以上(40%台)となっており、年代が高い層ほど「気にする」人の割合が高い傾向が見られます。

グラフ

六輝を気にするか否かについて、地域別で比較 すると右のグラフの通りとなります。
いずれの地域も「気にする」人の割合は3割前後を占めており、あまり地域による差は見られませんが、強いてあげると、四国は「気にする」人の割合が38%を占めており、他の地域と比べると若干高くなっています。

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4.あなたが希望する挙式形態は?

挙式形態の希望の変遷は、ブライダルの流れやトレンドを見るうえで大切な要素と考えられます。本調査は、挙式・披露宴に出席した人を対象に行ったもので、既婚者にもご回答頂きました。年齢を見ても20代~70代以上と幅広く、未婚者の場合は挙式をするとした場合の希望する挙式形態、既婚者の場合も現在の希望として回答いただいています。
結果は、「チャペル(キリスト教)式」が48%で最も高く、次いで、「神前式」(22%)、「無宗教式」(19%)と続いています。

希望する挙式形態について、未婚/既婚別でみると、未婚・既婚に関わらず「チャペル(キリスト教式)」の比率が5割前後を占めており多数を占めています。ただし、既婚者は「神前式」が24%を占めており、未婚者(17%)よりも高く、未婚者は既婚者と比べて「チャペル(キリスト教)式」の比率がやや高いなど、若干の傾向の違いが見られます。

グラフ

希望する挙式形態について性別でみると、男性・女性とも「チャペル(キリスト教)式」の比率が5割弱を占めていますが、男性(特に既婚)の方が女性と比較して「神前式」を希望する人の割合が高くなっています。
なお、前述の通り、既婚者は未婚者よりも「神前式」を希望する人の比率が高くなっていますが、これは男女とも共通した傾向と言えます。

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希望する挙式形態について、未婚者の年代別、既婚者の年代別についてそれぞれ集計しました。
未婚者、既婚者とも50代以上では「無宗教式」の割合が20代~40代の人と比べて高い傾向が見られます。
また、未婚者の50代~60代は「神前式」が2割以上を占めており他の年代と比較して高く、「チャペル式(キリスト教式)」が3割強にとどまるなど、20代~40代と大きく傾向が異なっています。

グラフ
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希望する挙式形態について、未婚者の地域別、既婚者の地域別についてそれぞれ集計しました。
未婚者の地域別の傾向をみると、いずれの地域も「チャペル式(キリスト教式)」が最も高くなっていますが、北海道の「無宗教式」(29%)、四国の「神前式」(30%)の割合が他地域と比較すると高い特徴があります。
既婚者の地域別の傾向をみると、未婚者の場合と同様に、いずれの地域も「チャペル式(キリスト教式)」が最も高くなっていますが、四国の「無宗教式」が28%と、他地域と比較してやや高くなっています。

グラフ
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